先日,2月20日および2月21日に,横浜弁護士会で法廷技術研修が行われ,当事務所の山本衛弁護士が,日弁連の派遣講師として講師を担当しました。
法廷技術とは,とても簡単にいえば,われわれ弁護士が,依頼人の主張を効果的に裁判官・裁判員に伝える技術です。
法廷技術は,裁判員裁判に限らず,通常の裁判官裁判でも十分に有用なものです。法廷技術は,今や,本当に「刑事事件に強い」弁護士であるためには必要不可欠な技術となっています。
当事務所の弁護士は,裁判員裁判が始まり,法廷技術の重要性について研究が始まった当初の頃から,法廷技術について研究を重ね,実際に法廷で裁判官・裁判員を説得する経験を積みながら研鑽してきました。
近年,全国各地で,法廷技術を磨く実践的な研修が開催されています。今回の横浜弁護士会の研修も,その一環といえるでしょう。受講生が模擬記録を元に実際の法廷さながらに証人尋問などを実演し,それに対して講師がコメントするという大変実践的な研修になっています。
日本弁護士連合会の刑事弁護センターに所属し,法廷技術について研究している弁護士が,こういった各地の研修に派遣講師として赴き,日本全国の刑事弁護の技術の底上げを担っています。山本弁護士も,こうした活動の一環として,横浜弁護士会の法廷技術研修に参加しました。
一人でも多くの依頼人の主張を効果的に伝えることができるように,事件そのもの以外の場面でも,精力的に技術を磨いています。