弊所の弁護士が担当した暴行事件で、勾留準抗告が認容されて不起訴になりました。
本件は、酔った状態で店員とケンカになったという事案でした。依頼者は記憶がなく、犯行についても記憶にない状態でした。依頼者には前科はなく、事実関係も認めている事案でしたが、問題は外国人のため、在日の家族がおらず、身柄引受人がすぐに見つからないことでした。
依頼者の仕事関係者の連絡先も明確にはわからず、連絡をとるのが困難な状況でした。
担当弁護士が国選弁護人に就任してから、依頼者の上司や関係者に連絡がとれるように、HPから連絡先を調査して、結果、依頼者が釈放された場合には警察署まで迎えに来てくれる人の手配ができました。
また、現場に赴いたところ、犯行状況を確実に撮影しているであろう防犯カメラが2つ存在することの確認も取れました。
依頼者の上申書、依頼者が釈放された場合には迎えが来ることの聴取報告書、防犯カメラで犯行状況が保全されているとの報告書を添付して、準抗告申立てを行ったところ、認容されて、依頼者は釈放されました。
その後、依頼者は不起訴となりました。