裁判所の法廷にはモニターがあることがあります。裁判官の手元,証言台,検察官や弁護人の席,時には法廷の壁に大型モニターが設置されていることもあります。地域や法廷の大きさによりますが,特に裁判員裁判を行うような大型の法廷では,多くの裁判所でこうしたモニターが用意されています。
何のために使うのでしょうか。
このモニターは,各当事者の席のケーブルでパソコンにつなぎ,パソコンの画面を映し出すことができます。また,証言台のところにあるカメラ付の台に書類を置き,その書類を映し出すことができます。証人尋問中に画像や動画を表示して証人に尋ねることもあります。
私たち弁護人はプレゼンテーションソフトなどを利用し,裁判官に対する説得力のあるプレゼンテーションを心がけています。法廷のモニターは,こうしたツールを使うのに大変役に立つものとなっています。