近畿弁護士連合会夏季研修の講師を努めました

 当事務所の坂根真也弁護士と山本衛弁護士が、本日大阪弁護士会館にて行われた近畿弁護士連合会の弁護士向け研修の講師を務めました。

 まず、午前の部では、山本衛弁護士が、社会心理学者や他の弁護士を交えて、「評議を見据えた弁護活動はどうあるべきか ~各地の模擬評議分析を踏まえて」と題するパネルディスカッションに登壇しました。各地で行われている模擬評議(実際の裁判官と一般市民を呼んで、模擬の事件をもとに、裁判員裁判の評議の進め方を弁護士にも公開する研修)を心理学的観点から分析した結果をもとに、私たちの弁護活動がどうあるべきかについて議論しました。
 午後の部では、坂根真也弁護士が、「公判前整理手続と証拠開示」と題する講演の一環として、「公判前理手続における争点整理と予定主張」という講義を行った後、他の弁護士らを交えて公判前整理手続における弁護活動についてパネルディスカッションに登壇しました。実務上きわめて重要になっている公判前整理手続および証拠開示の問題について、他の弁護士を交え、実践的な議論をしました。

 ここで今日議論された、評議を意識した法廷弁護活動や、公判前整理手続における弁護活動は、裁判員裁判において必要不可欠な重要問題です。今日は、最新の判例や法改正も意識された最先端の議論が行われました。
 私たちは、こうした最先端の議論にキャッチアップすることはもちろん、最先端の弁護活動を教えられるくらい、刑事弁護の実力向上に努力していきたいと考えています。

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