高校生の少年が暴行で逮捕・鑑別所送致 早期釈放の弁護

高校生の少年が逮捕され鑑別所に送られた。学校に早く戻らないと行けない。
東京ディフェンダー法律事務所では,このように少年が逮捕された刑事事件,鑑別所に送られた事件についても,早期に釈放されるよう様々な弁護活動を行っています。
今日は,高校生の少年が逮捕され鑑別所に送られた事件について,当事務所の弁護士が活動し,鑑別所送致の処分が取り消され,早期に釈放された事案についてご紹介します。

高校生の少年が,家族に暴行したとして逮捕され,鑑別所に送られた事案でした。
少年の刑事事件は,警察,検察の捜査が終了したあと,家庭裁判所が少年の事件を担当し,審判で少年院,保護観察などの相応しい処分を決めます。
逮捕された少年は鑑別所に送られて調査を受け,審判まで引き続き3~4週間ほど身体拘束が続くのが原則です。

今回の少年も鑑別所に送られ,引き続き審判まで3~4週間ほど身体拘束が続くことになりました。
しかし,少年は,大学受験を控えた高校生でした。
受験勉強のためにも,高校で停学や退学などの処分を受けないためにも,早期に釈放され,学業に戻る必要がありました。
また,少年自身,もともと他人に暴力を振るうような人物ではなく,長年,相手が少年や他の家族に迷惑をかけ続けてきたという事情がありました。

弁護士からは,鑑別所での身体拘束は少年の不利益が大きいこと,事件自体も酌むべき事情が大きいこと,処分を決めるにあたって鑑別所に身体拘束して調査をすることが不要であることを主張し,観護措置の取り消しを求めました。

その結果,観護措置の取り消しが認められ,少年は,早期に家族の下に戻り,学業に復帰することができました。

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