「裁判員裁判」という言葉もかなり定着してきたでしょうか。
簡単に言うと、裁判官以外の一般の方が、裁判官と同様に、被告人の処分を判断する、というものです。
裁判員裁判と、それ以外の通常の裁判とでは、いろいろと異なります。
そこで、今回は、法廷の雰囲気がどんな風に違うかについて触れてみたいと思います。
まず、法廷は、裁判員が座れる席のある、比較的広い部屋です。
両側の壁には、大きなモニターがあります。
また、裁判員・裁判官席や、弁護人・検察官席には、小さなモニターがあります。
証拠を調べるときは、パワーポイント等を使ってプレゼンテーションをするときには、これらのモニターを利用することになります。
段の上には、裁判官席が3席、その両脇に3席ずつ(合計6席)の裁判員席が設けられています。
また、裁判員の方が体調不良等で交代が必要となった場合に備えて、後ろには、数席、補充の方の席も設けられています。
被告人の席は、弁護人の横に設けられます。
これは、裁判員裁判以外でも認める裁判官もいますが、裁判員裁判以外では認めないというスタンスの方もいます。
以上、簡単に説明させていただきましたが、
言葉で説明するとなかなかイメージできないかもしれません。
法廷は誰でも傍聴することができます。
一度傍聴に入ると出られないのではないかと心配される声も聞きますが、出入りも自由です。