昨日,当事務所が主催する「ディフェンダーゼミ」の第4回を開催しました。
ディフェンダーゼミは,新人や若手の弁護士を対象に少人数のゼミ形式の勉強会を行っているものです。
各回テーマとした弁護活動について,当事務所の弁護士から実践的な弁護活動をお話しさせて頂いています。
またテーマに限らず,ご参加された新人,若手の弁護士から担当事件やこれまでの弁護活動における悩みやご相談を受け付けるようしています。
今回は,身体拘束からの早期解放をテーマに当事務所の弁護士から1時間ほどお話しをさせて頂きました。
刑事事件で逮捕された方は,さらに勾留という最大20日間の身体拘束を受け取調べを受ける可能性があります。
こうした身体拘束から早期に解放するためどのような弁護活動をすべきか。
実際に,勾留に対する準抗告という手続きを行って早期に解放された実践例をご紹介しながら,具体的な弁護活動についてお話ししました。
逮捕されたご本人との警察署での接見やご家族等との面談を行う中で,十分に事案と証拠状況を把握すること,早期に釈放されるべきである事情を十分に把握し評価して説得的に主張すること,そのための証拠を積極的に収集していくことを,実際の活動をご紹介しながらお話ししました。
その後,参加者の弁護士から,担当事件やこれまでの弁護活動などについて多くご相談をお聞きしました。
今後も刑事弁護を志す新人,若手の弁護士にとって気軽に相談でき,その活動や弁護技術の研鑽向上に力になれればと思い,定期的にゼミを開催する予定です。
次回ゼミは,6月頃を予定しています。
日時,場所はまだ未定ですが,決まり次第ご案内したいと思います。