強制わいせつ事件で無罪判決獲得

 当事務所の弁護士が担当していた強制わいせつ事件で,無罪判決を獲得しました。

事案の紹介

 事案は,電車の中での痴漢行為を疑われた事案でした。

 依頼人は,最初から一貫して無実を主張していました。
 しかし,被害者とされた女性は,依頼人に正面から痴漢をされたと主張しており,供述が対立していました。

公判での活動

 公判では,被害者とされた女性の証人尋問が行われました。被害者は依頼人に痴漢されたと証言しましたが,弁護人の反対尋問で,車両が極めて混雑していたことや,被害者証言の矛盾について明らかにし,被害者証言の弾劾を行いました。
 続けて,弁護側で集めた証拠(たとえば,弁護人が同じ時間帯の電車に足を運び,写真を撮った報告書を作成しました)を提出し,車内の混雑状況などを立証しました。
 さらに,依頼人と被害者とされる女性の身長差からすると痴漢行為を行うことが困難であることを,実際に法廷で実験し,これを明らかにしました。
 弁護側の最終弁論で,プレゼンテーションソフトを使いながら,依頼人が無実であることを裁判官に説得しました。

 
 判決では,弁護側のセオリーどおり,混雑した車内で他者の痴漢行為を依頼に印の行為であると勘違いした可能性があることが認められ,依頼人は無罪となりました。

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