当事務所の坂根がインストラクターを務める東京法廷技術アカデミー主催で,9月14~18日の5日間に,法廷技術研修が行われました。
東京法廷技術アカデミーは,我が国で初めて法廷技術を教えることを目的として設立された社団法人です。
http://www.trialadvocacy.jp/
模擬事件を題材に,受講者には冒頭陳述や,尋問,最終弁論などを実演してもらう実践型の研修です。
弁護士会などでも法廷技術研修は行われていますが,5日間にわたって行われる研修は東京法廷技術アカデミーだけでしょう。
5日目には、市民の方に協力していただき,模擬裁判も行われます。
今回の研修では受講者全員が,法廷技術研修の受講歴や,裁判員裁判の経験がある弁護士たちで,自然と研修内容も高度なものとなりました。
裁判員裁判が施行されてから8年が経過しましたが,弁護士の技術も少しずつ向上してきたと感じます。
法廷で裁判員を説得するためにはどうすればよいか,という初心を忘れることなく,これからも自らの法廷技術を高める努力をしていきたいと思います。