不起訴を目指す

「起訴されると、99.9%が有罪になる」ということを聞いたことがある方も多いと思います。
しかし、「逮捕されたら99.9%有罪になる」わけではありません。
実際には、逮捕されたとしても、不起訴で終わる事件は決して少なくありません。

逮捕されると、まず、2、3日の間に勾留されるかどうかが決まります。勾留は原則として10日間ですが,さらに10日延長されることもあります。実際には、原則と例外は逆転しており、延長されるケースが圧倒的に多いといえます。そして、この最大23日間の間に起訴されるかどうかかが決まります。

最近は、逮捕されても、勾留されずに釈放されるケースは増えてきました。
しかし、弁護人が漫然と対応すると、早期に釈放が望めた事案であっても、23日間の逮捕・勾留につながってしまうことがあります。
また、23日間勾留されるとしても、その間に示談等をすることで、あるいは、取調べに対する対策(黙秘等)をしっかりと検討することで不起訴となる可能性が高くなるケースもありますが、弁護人が漫然と対応した結果、起訴されるということもあります。
そして、上記の通り、いったん起訴されると、その後、無罪になるには極めて高いハードルがあります。
無罪を主張するケースでなくとも、勾留期間はどんどん長引き、仕事を失ってしまうこともあります。

刑事弁護にとっては,不起訴を目指す刑事弁護が,もっとも重要な活動となるのです。

ご家族等が逮捕されてしまったという場合、当事務所まで早期にご相談ください。 

 

 

 
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