当事務所の弁護士が担当していた商標法違反の事件で,良い成果がありました。
事案
事案は,ブランド品をインターネットで販売したという事件でした。突然,家に捜索が入り,インターネットで販売していたことを示すパソコンや,ブランド品が押収されていきました。
どうやら,販売していたブランド品は,偽物の可能性があるようでした。
弁護活動
しかし,依頼人は,このブランド品を,相応の根拠で本物であると信じていました。どのように対応すればよいかわからず,当事務所を訪れました。弁護士が,これから始まるであろう警察の捜査に対する対応方法を逐一助言しました。
その後,警察から呼び出しがあり,警察による取調べが始まりました。当事務所の弁護士が弁護人となり,警察の取調べに逐一助言をするほか,不当な取調べには警察官に抗議をするなどして毅然と対応しました。一方で,被疑者には家族がいたため,身元引受書等を作成して提出し,在宅のまま捜査されるよう意見も述べました。
依頼人は逮捕されることなく捜査が進みましたが,最終的には依頼人の主張を警察が受け入れる形で,捜査が終了することとなりました。「被疑者不詳」という扱いで,検察官に書類送検されることもありませんでした。