11月14~17日の4日間で,東京法廷技術アカデミーで,量刑事件の法廷技術研修が行われ,当事務所の坂根が講師を務めました。
東京法廷技術アカデミー http://www.trialadvocacy.jp/
は,弁護士の法廷技術の向上を目的にした社団法人で,毎年多様な研修を開催しています。
今回は,裁判員対象事件である傷害致死事件を題材にし,公訴事実に争いはなく,専ら被告人に科すべき刑(量刑)をどうするか,ということをテーマに法廷技術の研修を行いました。
刑事裁判は,事実に争いがる否認事件に着目されがちですが,争いのない量刑事件の方が数は多く,弁護人の技術も量刑事件に特有のものが求められます。
裁判員裁判の研修は各地で行われていますが,量刑事件の法廷技術の研修が行われることはほとんどなく,まだまだこれから発展する分野といえるでしょう。
4日間にわたり8人の弁護士が受講生となり,繰り返し実演する研修です。
否認事件より量刑事件の方が弁護活動の自由度が高い面もあり,講師としても大変勉強になりました。