逮捕された 取調べにどうに対応すべきか

逮捕されると,すぐに警察や検察から取調べを受けることになります。
一般の方の感覚として,取調べに対しては自分の記憶のまま話せばいいと思われるかも知れません。
しかし,それは危険です。
警察や検察は,様々な証拠や関係者の供述を集め,その内容を把握した上で取調べを行います。
これに対して,逮捕されて取調べを受ける本人は,証拠や資料などを持ち込んで確認しながら取調べを受けることはできません。

人の記憶というものは不確かなものです。取調べの時の記憶自体が,不確かで不正確なものである可能性があります。
警察,検察のように証拠を把握していないために質問された内容を重要と思わず,よく思い出したりしないまま供述をしてしまう可能性もあります。
しかし,一度,取調べにおいて供述して供述調書が作成されると,裁判でその証拠能力や信用性を争うことは困難です。

証拠や当時の資料を見たら記憶違いをしていた,よくよく思い返したら思い出したことであって,裁判で話した内容こそ真実であっても,取調べで作られた供述証書と異なることで,信用されない危険があります。
取調べにどのように対応すべきかは,弁護士から適切な助言を受けることが重要です。

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