刑事弁護コラム
検察官に証拠を開示させる弁護活動
刑事事件において,捜査機関が集めた証拠は,捜査がなされている起訴前には被疑者,弁護人には開示されず,内容を確認することはできません。
起訴された後も,弁護人に開示されるのは検察官が裁判を受けている被告人の有罪を証明し,また重く処罰すべき事情を証明するために,裁判所に提出する証拠です。 (さらに…)
321条1項2号書面とは
刑事裁判を傍聴してると2号書面,などと法曹が離す場面があるかもしれません。 (さらに…)
刑事弁護セミナー(法科大学院生・司法試験受験生向け)のご報告
昨日,東京ディフェンダー法律事務所において,法科大学院生,司法試験受験生向けに刑事弁護セミナーを行いました。
これから法曹を志す方々に,刑事弁護のやりがいや魅力をお話ししました。 (さらに…)
略式手続と正式裁判請求
略式手続とは
略式手続(刑事訴訟法第461条以下)とは,実際に法廷で公判を開くことなく,刑を定める手続きです (さらに…)
法廷ITシステムで動画を利用して尋問する
刑事裁判では,物を証人に示しながら尋問することができる場合があります。 (さらに…)
累犯前科とは
累犯というと犯罪を繰り返す人のことを指すように思われる方もいると思いますが,刑法上は,懲役の執行が終わってから5年以内に再び犯罪を犯した場合に,累犯とされ刑が加重されることになっています。 (さらに…)
逮捕後の初回接見での聴取内容
刑事事件を犯したと疑われて逮捕された方に,弁護士が初めて接見する場合,弁護士自身は事前に逮捕された事情や事件内容が分からないのが通常です。
また,弁護士が警察や検察が集めた証拠を見て確認することはできません。検察官が証拠を開示するのは,起訴されて裁判を受けることになった後のことです。 (さらに…)
東京大学での講義
先日、弊所の久保有希子弁護士が、東京大学の授業の中の1コマで、刑事弁護について話をさせていただく機会をいただきました。 (さらに…)
321条3項書面
刑事裁判を見ていると,法廷で検察官が,321条3項の書面として請求します,というような場面があります。 (さらに…)
必要性・関連性のない証拠を採用させない弁護活動
関連性のない証拠は許容されない
刑事裁判においては,何でも証拠として取り調べられるというものではありません。
内容自体は間違いない証拠といえるであっても,不必要な証拠や判断に不当な影響を与えるなど関連性がない証拠は,証拠として採用させないようすべきです。 (さらに…)