強盗致傷罪とは,強盗-暴力や脅迫などを用いて無理矢理金品を取ること-をして,相手に怪我を負わせる罪です。
強盗致傷罪の概要
強盗して怪我させた場合はもちろん,窃盗犯人が逮捕されることを防いだり,取った物を奪い返されないために暴力を振るって怪我させた場合も強盗致傷罪が成立します。
たとえば万引きして店員に見つかり,逃げようとしたときに店員を突き飛ばし,店員が転倒するなどして怪我してしまったというような場合も強盗致傷罪が成立してしまうのです。
そして強盗致傷罪は,懲役6年以上~無期懲役という非常に重い刑罰が法律で定められています。
強盗致傷罪で起訴されてしまえば,裁判員裁判として審理されることになります。
実際の量刑は,暴行の態様,奪った金品の程度,強盗の計画性,怪我の程度などの事情から大きく異なります。比較的軽微な事件で示談が成立しているなどの事情があれば執行猶予になることもありますが,基本的には実刑判決になることが多いでしょう。
強盗致傷罪が本当に成立するか
強盗致傷罪で逮捕されてしまった場合,本当に強盗致傷罪が成立するのかどうか弁護人を選任して適切なアドバイスを受ける必要があります。
たとえば強盗致傷罪で逮捕されても,窃盗と傷害罪で起訴されるということも珍しくはありません。
捜査段階でどのような弁護活動をするかがとても重要です。
当事務所では強盗致傷事件をはじめとして多数の重大事件,裁判員裁判事件を担当してきました。
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