当事務所の坂根が,11月10,11日に京都弁護士会で行われた法廷技術の研修の講師を務めてきました。
裁判員裁判と国選弁護
裁判員裁判は重大事件であり,期間も長いことから,国選弁護の割合が高くなります。
どのような国選弁護人が選任されるかは,弁護士会により様々ですが,基本的には裁判員裁判を担当する弁護士の名簿が作成され,その名簿の中から選任されています。
この裁判員名簿に登録するための要件についても,各弁護士会により異なります。
京都弁護士会では,今年から,法廷技術の研修の受講を義務としたとのことで,合計16名の若手からベテラン弁護士までが受講してくれました。
私が所属する東京弁護士会も数年前から,法廷技術をはじめ各種研修の受講を名簿登載の要件としています。(このような研修の義務化をしていないところでは,名簿に登載したいというだけで登載できてしまい,名簿に登載された弁護士のスキルがバラバラになってしまいます)
法廷技術研修の内容
法廷技術の研修は,事前に模擬記録を配布し,研修当日冒頭陳述や尋問,最終弁論などを実演してもらい講師が講評したりデモを見せたりする内容です。
10日の金曜日だけでしたが,実際の京都地裁の法廷を借りることもできて,とても有意義な研修となりました。