控訴・上告
刑事裁判で有罪判決を受けた場合、高等裁判所や最高裁判所に不服を申し立てる手続きがあります。これを「上訴」といい、一般的には、高等裁判所にする不服申し立てを「控訴」、最高裁判所にする上訴を「上告」といいます。
無実であるにもかかわらず有罪判決を受けてしまった場合、重すぎる刑が宣告されてしまった場合など、当事務所では上訴事件の取り扱いが多数あります。
その中で、当事務所の弁護士が担当した上訴事件で、最高裁で逆転無罪判決を獲得した事件を紹介します。
最高裁で無罪判決
依頼人は、強姦事件を起こしたとして逮捕、起訴されました。主要な証拠は、ほぼ、被害者とされた方の供述のみでした。依頼人は、一貫して、無実を主張していました。しかし、第1審では有罪判決が下り、控訴した後の高等裁判所でも、有罪判決を受けてしまいました。
依頼人は最高裁判所に上告しました。そこから、当事務所の弁護士が弁護人となり、弁護を担当しました。その後、最高裁でそれまでの判決が破棄され、依頼人には、無実が言い渡されました。
第一審、第二審で有罪判決を受けても、上訴することで覆る可能性はあります。判決が覆るのは簡単ではありませんが、当事務所でも、上訴により判決が是正された事件が多数あります。
また、一度出た判決を覆すためには、第一審の弁護活動を批判的に分析することが重要です。そのため、一審の弁護人の活動に不安や不満のある方は、他の弁護士の意見を聞いてみることも重要でしょう。
判決内容に不満があり、控訴や上告を検討している方、当事務所までご相談ください。