東京ディフェンダー法律事務所の山本弁護士が,日弁連が主催する裁判員裁判の研修講師を担当しました。研修は,主に地方に赴任する予定の1年目の弁護士が受講生となった研修で,裁判員裁判事件で,どのように裁判前の準備をするのかについて指導しました。
東京はたくさん弁護士がおり,重大事件が起こった時には裁判員裁判の得意な弁護士が対応する体制が整いつつありますが,地方はかならずしもそうではありません。また,地方は人口も少なく,単純な件数でいえば,都心部ほど重大事件が起こる件数は多くありません。ですので,地方の弁護士が裁判員裁判の弁護を経験する機会も多くありません。
都心部で事件の経験や研修などを受けた経験を持つ弁護士が,地方に赴任して裁判員裁判を担当するというのはとても好ましいことです。
日弁連は,全国の単位会で充実した裁判員裁判の弁護活動が実施できるよう,各地での研修やなどさまざまな研修を実施しています。
当事務所の弁護士は,こうした日弁連主催の研修にも講師として積極的に参加し,日本における弁護士の法廷弁護技術の向上のために尽力しています。