10月22日に,当事務所の坂根が,愛知刑事弁護塾での講演を依頼されて刑事弁護についての話しをしてきました。
愛知刑事弁護塾とは,刑事に熱心な弁護士達の研究会です。
弁護士は,弁護士会が運営する委員会や,研修などがありますが,自主的な弁護士の研究会,というのは,特に刑事弁護では珍しいでしょう。
頂いたテーマは,事件の経験談ということで,過去数年の中から熾烈な争いがあり,判決では有罪となってしまった事件を報告しました。
裁判員裁判は必要的に,裁判員以外の否認事件でも公判前整理手続に付されることが多くなりました。
公判前整理手続を経ると,争点と証拠が整理された上で公判は集中的に行われることから,当事者にとっては,裁判官の不意打ち的な判決を防ぐことが昔に比べて難しくなっている面があります。
そのようなことをどう防ぐかについて,意見交換をできたことは講演をした者にとっても有意義でした。
また,参加者の熱心な姿を見て,東京でも同じような研究会をつくるべきではないかとも思い,大変刺激になりました。