先日,ポケモンGOに関する以下の様な報道を目にしました。
報道内容
警察庁は23日、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」を巡る交通違反の摘発件数が、先月22日の配信開始から21日までの1か月間で、全国で1140件に上ったと発表した。
違反の内訳は、スマホの画面を見ながらの脇見運転が1085件で95%以上を占め、信号無視や一時停止せずに走行したケースもあった。ポケモンGOの操作が原因で起きた交通事故は79件で、うち人身事故は22件だった。(読売オンライン平成28年8月24日)
運転中にスマホを見るということはとても危険な行為ですが,わずか1ヶ月で人身事故が多発しているのに驚きます。
スマホ運転と自動車事故
ポケモンGOに限らずスマホを見ながら運転して自動車事故を起こせば,行政上,民事上,刑事上の各責任を追うことになります。
特に刑事責任としては,相手に怪我をさせてしまえば過失運転致傷,死亡させてしまうと過失運転致死という犯罪として扱われます。
逮捕される場合もありますし,過失運転致死の場合には起訴され刑事裁判となり実刑判決となることもあります。
過失運転致死傷罪は,自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律に規定されており,7年以下の懲役もしくは禁錮,または100万円以下の罰金と定められています(無免許の場合はさらに加重されます)。
運転中のポケモンGOはやめましょう。