性犯罪向けの更生プログラムについて
性犯罪を起こしてしまう人の中には、同じ性犯罪(たとえば、痴漢)を繰り返してしまう人もいます。繰り返してしまう方自身が、やめたくてもやめられないという苦悩を抱えている場合すらあります。 もちろん、性犯罪を起こしてしまう人が一概にそうだというわけではありませんが、こうした実情に鑑み、刑務所などでも性犯罪で服役している人向けに更生プログラムを用意しています。
こうしたプログラムを、刑務所に入ってからでなく、刑事裁判の判決を受けるまでに受けておくことはとても有益なことです。早い段階からプログラムに参加して再犯をしないための手段を学ぶことができますし、プログラムを受けたことを裁判の法廷で明らかにすることによって再犯のおそれが低くなっていることを立証し、刑を軽くすることにも結び付きます。
裁判でプログラムの受講等を立証する弁護
当事務所で取り扱った性犯罪の案件でも、弁護人が専門家にアクセスして性犯罪の更生プログラムの受講を依頼人に勧め、これを受講してもらったことを裁判で立証する活動を行った例があります。プログラムを主催している専門家の方に法廷で証言してもらった例もあります。これらは、裁判でも評価され、執行猶予など軽い刑に結びつく一つの要素になりえます。
性犯罪事件について、お悩みの方は当事務所までご相談ください。