当事務所の弁護士が担当していた大麻取締法違反の事件で,執行猶予の判決を得ました。
大麻取締法違反事件の弁護活動
大麻取締法違反の事件の初犯で執行猶予判決が宣告されるのは,もちろん珍しいことではありませんが,こうした事件でも,弁護人として最善の努力を尽くします。
依頼人は,大麻を所持したとして逮捕されました。御家族からの依頼を受け,直後に逮捕された本人と接見しました。御本人から,大麻を所持した経緯,その他背景事情を聞き,警察官らの取調べにどのように対応すべきか助言をしました。その後も頻繁に接見に赴き,事件に関する事情を聞き取ると共に,日々変わる状況に即して,取調べに対する対応を助言しました。
起訴後の活動
起訴後は,直ちに保釈請求をし,依頼人は身体拘束から解放されました。その後,依頼人には薬物を断ち切るための活動を勧め,依頼人はこれに熱心に取り組みました。裁判では,薬物と関わった原因がなくなっていることや,断ち切る活動に取り組んでいることを裁判所にも明らかにし,再犯のおそれはないことを訴えました。
裁判は第一回で結審し,その場で,依頼人には執行猶予判決が言い渡されました。