まだ逮捕されているわけではないけれど、任意で警察から取調べを受けている、という方は、ご不安でいっぱいだと思います。
そんな方に「任意で取調べを受けるってどういうこと?」ということを少しだけ書かせていただきます。
任意
●任意の取調べは、あくまでも任意です。いつでも帰りたいと言って大丈夫です。
(ただし、帰るのであれば逮捕状もあるから逮捕するよ、という段階にあることもありますので、具体的な対応については弁護士にご相談ください。)
供述調書の署名押印・指印拒否,訂正を求める権利
●話をした後、「供述調書」という、あなたのお話をまとめた文書を作成したいと言われることが一般的です。
ただ、たとえ、あなたの言い分通りの内容であっても、署名や押印・指印を拒否する権利があります。また、内容について訂正を求める権利があります。
弁護士の立会について
●弁護士を警察署に同行しても、取調室内での立会いは拒否されます。
取調べを受けている最中の弁護士によるサポートとしてどのような形があり得るかについては、弁護士にご相談下さい。
日常生活の制限について
●任意で取調べを受けている場合であっても、日常生活について、警察から何らかの制限を受ける立場にありません。
たとえば、「自由に旅行に行ってよいのか」等というご質問をいただくことはありますが、逮捕もされていない段階で、警察から行動について何らかの許可等を得る必要はありません。
もっとも、警察から逃亡しようとしている等と行動を誤解されて逮捕等につながると本末転倒ですから、具体的にどういう場合にどう行動すべきか、弁護士にご相談ください。
任意での取調べの段階では、弁護士を依頼されない方も多いかと思います。
ただ、その間にご自身の判断でとったご対応があとで処分を決める上でマイナスの影響を与えてしまうこともあります。
警察から任意で話を聞きたい、と言われたときには、お早めに当事務所までご相談ください。