刑事事件において私選弁護人を選任する場合,弁護士費用が発生します。
弁護士費用
弁護士費用がいくらになるかどうかは各弁護士や法律事務所ごとに様々ですし,事件の内容によっても変わってきます。
弁護士に支払う費用は通常着手金や報酬がありますが,実費がかかる場合があります。
実費とは交通費などが典型的ですが,刑事裁判においては謄写費用というものが時としてかなりの金額になることがあります。
謄写費用
謄写費用とは,刑事事件の記録をコピーする費用のことです。
刑事裁判では,警察や検察官が捜査をして集めた証拠書類を裁判所に提出することになるのですが,その書類を入手するためには検察庁に対して謄写の請求をしなければなりません。
そしてその謄写の費用が,一枚当たり数十円(地域によって異なります)かかるのです。
事件によっては,数千枚にのぼることもあり,そうなると書類のコピーだけで数十万かかってしまうのです。
特に争う事件などでは,きちんと証拠を検討する必要があり証拠の謄写は刑事事件の弁護活動にとって必要不可欠です。
弁護士を依頼するときには,謄写費用がどれくらいになる見込みかについてもきちんと弁護士に尋ねて下さい。
私選弁護人を依頼すべきかどうか,弁護士費用の点で悩まれている方は,お気軽に東京ディフェンダー法律事務所までご相談下さい。