「前科がつくと、戸籍にのるんですよね」「誰でも調べられるようになるんですよね」
という質問をいただくことがあります。
答えは「NO」です。
何らかの刑事事件について、刑事罰を受けた場合、それが罰金刑であっても、「前科」になります。
しかし、前科の詳しい内容はもちろん、前科があるということ自体、普通の人は知ることはできません。
戸籍謄本や住民票に載ることもありません。
たとえば、探偵の方が前科を知ろうとしても、それを役所等で調べることはできません。
他方で、前科がつくと、その程度によっては、公務員や医師の方などの資格の欠格事由になるという側面もあります。
取調べや示談交渉における対応を考えるにあたっても、前科のもつ意味を正しく理解しておかなければ、誤った選択をしてしまう可能性があります。
取調べに対する対応や示談交渉に不安のある方、当事務所までご相談ください。