第1審や控訴審では被告人となった方は裁判所に出頭するのが通常です。
判決期日がいつになるかもあらかじめはっきりしています。
上告審の特徴
それに対し、上告審では、被告人となった方はもちろん、弁護人も出頭する機会もないのが通常です。
弁護人やご本人が、期限までに「上告趣意書」という、どのような点に不服があるかを記載した書面を提出します。
そして、上告審は、記録を読み、上告趣意書を検討し、判断をします。
判断がなされたら、判断内容が書かれた書類が弁護人・ご本人のもとに届くことになります。
弁護人にも判決・決定がいつ出るのかは全く分かりません。
上告審にかかる期間
ですから、「上告審はどのくらい時間がかかりますか」というご質問に対しては、「このようなケースでは〇ヶ月くらいかかる例もあれば、1、2週間程度で結論がでる例もあります」などと幅をもって抽象的にお答えすることになります。
上告審の手続きがよく分からない、上告審の最後までやれることをやりたいという方、東京ディフェンダー法律事務所までご相談ください。